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Chai Guitar Craft is 100% hand crafted Guitar/Ukulele Manufacturer.  

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〒194-0041 東京都町田市玉川学園5-4-13

ギター(ウクレレ)に使用する木材についてRVICE&PRODUCTS

近年では、多くの種類の木材が使用されています。 一つには、良い木材とされている特定種の伐採禁止や国際取引の禁止によって、類似する材が多く輸入されている事にも要因が有あります。使用する部位によって材料の選定も変わりますし、組み立てた後の音が良くなければ、どんなに高級な木材を使用しても、良いギターと言えません。

多くのギターメーカーでは、製材の済んだ形で木材の購入をし、組み立てを行うことが多いのですが、茶位ギター工房では、丸太の状態で木材購入をします。通常は「だらびき法(下記イラスト左側)」という方法が多く、多くの板目(slab)を含む方法が主流ですが(コストが安く済みます)、茶位ギター工房では、「みかん割(スイカ割)」(下記イラスト右側)といわれる方法で、放射状に製材をし、柾目材 (straight grain)を多く切り取ります。製材費用は余計にかかりますが、貴重な木材の製材には最適だと考えているからです。柾目材と板目材の製材の違いは、このように材質の違いではなく、製材の方法によるものです。しかしながら、柾目材は、木材の半径の板しか取れない訳で、幅の広い柾目板を必要とする場合には直径の大きな木を必要とします。板目材は丸太の直径付近を利用できます。



板目材は小さな直径の木から幅の広い板が採れるというわけです。当然のことながらそれぞれの板目の価格も異なります。柾目材の方がかなり高価です。「だらびき法」では、とれる量が少なく、「みかん割」では、作業の工程が長くかかかります。

ギターやウクレレ製作においては、トップ材としてほとんどがこの柾目材を使用します。柾目材を使うには、それなりの理由があります。柾目と板目の材料はいくつかの特徴があります。しかしその中で一番重要なのが、両者における「縮み方と反り方の違い」です。楽器は湿度変化や木材の乾燥過程において絶えず伸び縮みしています(これは数十年間自然乾燥させた木材においてさえも言えることなのです)。そして、その収縮によって板に反りが起き、楽器の中に歪みが生ずるのです。こうなってしまうと、ブレーシングが剥がれてしまったり、または楽器自体が歪んでしまったり、酷い場合には板が割れてしまったりします。

柾目材は木目が板の面に対して直行しているので、木材の収縮方向は横方向になります。このような木材の場合、木材に反りは生じません。すなわち柾目材はギターやウクレレ製作において理想的な木材の製材方法と言えます。もっとも、これは何も楽器製作にだけ当てはまるものではなく、建築、家具製作などほとんど全ての木材使用において、柾目材は理想の製材方法と言えます。
板目材の場合には木目が板の平面に対して平行方向(正確には年輪は円弧状です)にはいっています。このような板の収縮方向は年輪に対して直角方向になりますので、板の収縮率が各部分で異なってくるのです。これによって板に反りが生じ、それは結果的に楽器の歪みに繋がります。独特の木目をビジュアル的に使用する例はありますが、板目製材の  木材がギターやウクレレ製作において殆ど用いられないという理由はこのためです。

当工房の使用材は、基本的に柾目材です。通常はトップ材のみに柾目材を使用するメーカーさんがい多いのですが、  当工房ではNO.30クラスからは、サイド、バックにも柾目材を使用しています。

このように選んだ木材から再度、特に目の詰まっている外観も納得のできる材、硬さ(強度)、鳴り(叩いた時の音質とサスティーン)等、色々な要件をチェックして決まります。下記は当工房で使用している材の一覧です。

アフリカン・マホガニー ホンジュラス・マホガニー
ブラジアリアン・ローズウッド
ココロボ 米杉
エボニー シトカ・スプルース
ローズウッド ホンジュラス・ローズ
フレーム・メイプル コア
ウエンジ ジャーマン・スプルース
オパンコール エンゲルマン・スプルース
シナ ジリコテ
ジャーマン・メイプル